脳神経外科ブログ

ラクナ梗塞

2024.03.11
ラクナ梗塞

今回は代表的な3つの脳梗塞の最後の1つ『ラクナ梗塞』のお話をしたいと思います。

あたまの中には太い血管もあれば毛細血管のような細い血管もあります。この細い動脈を医学用語で「穿通枝(せんつうし)」と言います。

ラクナ梗塞は、この穿通枝が詰まることで起こる直径15mm以下の小さな脳梗塞のことを言います。
高齢者や高血圧の人に多く見られ、構音障害(言葉が出にくい)や手足の痺れや脱力といった症状がみられます。

またCTやMRI検査において画像上に脳梗塞があるにもかかわらず、神経症状や自覚症状がないものを隠れ脳梗塞や無症候性脳梗塞と言いますが、これらもラクナ梗塞であることが多いです。

ラクナ梗塞は、他の脳梗塞に比べて症状が軽度で、後遺症も軽く済んだり残らなかったりすることがありますが、ラクナ梗塞を何度も繰り返していると「脳血管性認知症」や「パーキンソン症候群」などを引き起こすリスクが高くなるとされています。1回の症状が軽いからといって決して甘く考えてはいけません。

大阪市の脳神経外科、ながしま脳神経外科リハビリクリニックでは、
MRIを完備しておりラクナ梗塞に対しても迅速かつ的確に対応いたします。
ラクナ梗塞に関するご不安やお悩み事は当院にご相談下さい。

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