よくある質問

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脳神経外科について

脳神経外科はどんな時に行くべきですか?

ながしま脳神経外科リハビリクリニックでは、頭痛やめまい、手足のしびれなど脳にかかわる疾患をはじめ、認知症診療、水頭症、神経内科、脊椎外科などの診療をしています。「転んで頭をぶつけた」といった頭部外傷もお気軽にご相談ください。
また当院では糖尿病内科、循環器内科など脳だけなく生活習慣病診療にも力を入れています。お気軽にお問い合わせください。

MRI検査について

脳のMRIで何がわかりますか?

MRI検査ではとても多くのことが分かります。代表的な疾患では「脳梗塞」、「脳出血」、「脳腫瘍」など生命にかかわる可能性のある病気の有無を精査します。他にも脳動脈瘤(血管にできたコブ)や血管の狭窄・閉塞など脳血管の病気を見つけることもできます。

片頭痛はMRIでわかりますか?

片頭痛や緊張型頭痛ではMRIでは特に異常はみつかりません。こういった頭痛を「一次性頭痛」と言います。脳腫瘍や副鼻腔炎など原因疾患がある頭痛を「二次性頭痛」と言います。一次性頭痛か二次性頭痛かの確認にはMRIはとても有用です。

閉所恐怖症です。MRI検査を受けられますか?

当院では、閉所が苦手な方にもできるだけMRI検査を受けて頂けるよう様々な取り組みをしております。

①気分不良時にすぐに中断できるようブザーを手に持って検査を受けて頂きます。
②音楽ヘッドホンを装着して音楽を聴きながら検査を受けて頂けます。
③検査中も幾度もお声がけをし、少しでも不安軽減に努めます。
④医師が必要と判断した場合には不安を抑える薬を内服して検査を受けて頂けます。

めまいについて

めまいがします。今すぐに受診した方がいいですか?

1時間以上強いめまいが続く場合や、頭痛や吐き気、ろれつが回らない、意識がはっきりしないなどの症状が伴う場合には脳の病気が隠れているかもしれませんので受診しMRI検査を受けることをお勧めします。

めまいはなぜ起こるのですか?

脳は身体のバランスを保つため耳や目、その他全身の関節や筋肉から位置情報を得ています。このいずれかに異常や障害が生じると平衡感覚が乱れめまいを発症します。脳が原因の場合や、耳が原因の場合、または首が原因の場合もあります。この他にもお薬の副作用や低血圧や貧血、熱中症、心身のストレスなどが原因で平衡感覚が乱れめまいを発症することがあります。一般的には回転性のめまいは耳鼻科領域の疾患であることが多く、脳神経外科を受診しても全てのめまいが解決するわけではありません。しかし強いめまいや長引くめまいは脳が原因である可能性もあるため受診することをおすすめします。

急なめまいで困っています。どうすればいいですか。

まずは安静にしてください。座る、もしくは横になりましょう。できるだけ頭の位置を低くしてください。真上を向いて寝る必要はありません。右向きや左向き、楽な姿勢をとりましょう。部屋を暗くして音楽やテレビなどを消し目や耳から入る刺激を減らすことも大切です。それでも軽快しない場合や、一度治まっためまいが何度も繰り返すような場合は、ながしま脳神経外科リハビリクリニックを受診ください。

めまいは何科を受診すればよいのでしょうか。

めまいの原因は、脳や耳、首、心臓、薬と多岐にわたります。脳の異常により起こるめまいは「脳梗塞」や「脳出血」「くも膜下出血」「脳腫瘍」など病状によっては生命の危険を伴うこともあります。多くの場合は、内服や点滴で症状がよくなることが多いですが、“強いめまい”や“長引くめまい”は脳神経外科を受診することをおすすめします。

数日前からくらくらするめまいがします。受診した方が良いでしょうか。

日常生活に支障をきたさない程度であれば様子見でもよいでしょう。日常生活に支障をきたしているようであれば受診をおすすめします。

最近、よろめいてよく転びます。これもめまいでしょうか。

めまいの可能性も否定できませんが、アルツハイマー型認知症や水頭症といった脳の病気や、パーキンソン病などの変性疾患であることも考えられます。まずは転倒する原因を調べるためにも一度受診することをおすすめします。

頭痛について

時々ひどい頭痛がします。今は症状が無いのですが受診してもいいでしょうか?

はい。頭痛の症状が治まっているときでも受診していただいて大丈夫です。

後頭部がズキズキと痛いです。原因は何でしょうか。

後頭部痛の原因は色々と考えられますが、突然の激しい痛みや持続時間の長い痛みは“くも膜下出血”や“椎骨動脈解離”などの生命の危険性がある病気である可能性がありますので必ず脳神経外科専門医による診察とMRIなど精密検査を受けることをおすすめします。この他にも、緊張型頭痛や片頭痛、後頭神経痛、帯状疱疹などでも後頭部に痛みを生じることがあります。

頭の片側だけがズキズキと痛みます。これは片頭痛でしょうか。

片頭痛とは、あたまの片側だけに起こる頭痛を指すものではなく両側に起こることも珍しくありません。ズキズキと脈打つ強い頭痛が1ヶ月に数回の頻度でおこり、長期にわたり繰り返す頭痛を片頭痛といいます。今回のご相談の症状もズキズキとする頭痛ということですので、片頭痛の可能性もありますが、いつからなのか、どの程度の痛みなのかなどこれまでの経緯をお聞きした上で診断することになります。長引く頭痛や激しい頭痛、日常生活に支障をきたすような頭痛は早めの受診をおすすめします。

片頭痛で通院中ですがあまりよくなりません。受診してもいいですか?

片頭痛の回数が多い場合や症状がひどくて困っている場合は予防治療薬の導入をおすすめします。予防治療薬は、内服やCGRP関連薬剤を使うことになります。ただ、CGRP関連薬剤は他の薬剤と比較して費用が高額ですので患者さまとよく相談して適切な治療を進めていくことになります。お気軽にご相談ください。

子供が頭痛で学校を休みがちです。検査が必要でしょうか。

日常生活に支障をきたすような場合は受診することをおすすめします。頭痛が起こる時間帯や痛みの程度、痛む場所などを詳しくうかがい、その上で検査が必要となればMR検査などをご提案することになります。

頭痛がします。市販の痛み止めを飲んでもいいのでしょうか。

「いつもの頭痛」程度の軽い頭痛であれば鎮痛薬を服用することに問題はありません。経験したことのないような激しい頭痛や、吐き気やめまいを伴う頭痛であれば、重篤な病気が原因の可能性もありますので早めの受診をおすすめします。また鎮痛薬の服用頻度が1ヶ月に5~10回以上の場合は、服用している鎮痛薬が頭痛症状を悪化させている可能性がありますので受診の上、ご相談ください。

軽い痛みの頭痛ですが長年続いていて気になります。

症状が軽度の痛みのみであれば、重篤な脳の病気である可能性は低いように思われますが、気になっているのであれば放置なさらず受診されてはいかがでしょうか。

片頭痛と診断を受けました。片頭痛は治りますか?

一般的に年齢を重ね高齢になると自然治癒するとされていますが、残念ながら現在の医療では片頭痛を根治する治療法はありません。必要に応じて片頭痛薬や予防薬を用いながら日常生活に支障をきたさないように片頭痛と上手に付き合っていくしかありません。

以前から頭痛持ちです。最近、痛む場所が変わってきたので心配です。

痛む場所が遷移する理由は様々です。脳の病気が原因である可能性もあります。頭痛の程度にもよりますが、いつもと違う強い頭痛であれば早めの受診をおすすめします。

天気の悪い日に頭痛がします。

今回ご相談の頭痛が必ずしも片頭痛と断定はできませんが、片頭痛の悪化要因の一つとして気圧や気温の変動などが知られています。このほか月経周期や睡眠不足・疲労なども片頭痛の悪化要因となり得ます。頭痛には片頭痛以外にも様々な種類があり、それぞれ対処法が異なります。頭痛でお困りでしたら受診することをおすすめします。

マスクをしていると頭が痛くなります。

これにはいくつかの原因が考えられます。一つは、マスク着用した状態だと、着用していないときと比較して自分の吐いた息を再び吸い込むことが増えます。呼気を吸い戻すことで体内の二酸化炭素量が増し、その作用で血管が拡張します。このことが誘因となり頭痛を引き起こすと考えられています。もう一つはマスクを着用していること自体のストレスです。息苦しさを感じたり、ゴム紐で耳が痛くなったりするストレスが頭痛を引き起こすと言われています。他にも呼気を吸い戻すことで体温が上昇し、頭痛を引き起こすなど諸説あります。対処法としては、適度にマスクを外すしかありません。

頭痛は遺伝しますか。

片頭痛は遺伝することが知られています。遺伝以外に環境要因も頭痛には複雑に関係しますので一概には言えませんが、女性(母親)から女性(娘)への遺伝は確率が高いとされています。

妊娠中でも服用できる片頭薬はありますか。

妊娠中でも必要に応じてアセトアミノフェン(カロナールなど)は服用できます。しかし、長期にわたり多量の服用はよくありません。自己判断はなさらず医師に相談することをおすすめします。

頭痛がひどく吐き気もします。これはこわい症状でしょうか。

過去に片頭痛や緊張型頭痛といった診断を受けたことがある人であれば、過度に心配する必要はないでしょう。しかしこれまであまり頭痛に悩まされたことが無い人が、突然吐き気を伴う激しい頭痛が現れたのであれば注意が必要です。すみやかに受診し検査を受けることをおすすめします。また頭痛持ちの人であったとしても、いつもと違う頭痛であれば受診することをおすすめします。

特に何か症状があるわけではないのですが、頭が心配です。検査してもらえますか。

健康保険はその制度上、何らかの症状がある人に対してのみ検査・診断を行えます。無症状の人に対しては、健康保険を使えませんので脳ドックなど自費診療での検査が可能です。しかし、現在は無症状であっても既往歴などから検査を必要とする場合があります。あたまの事でご心配なことがあればまずはご相談ください。

ズキンズキンと脈打つ頭痛の原因は何ですか

片頭痛に伴う拍動痛であることが多いですが、動静脈奇形や動静脈瘻といった脳血管障害でも脈打つ頭痛が現れることがあります。ご心配なようであれば一度検査を受けることをおすすめします。

その他

認知症が心配です。

他の多くの病気と同様に認知症も早期発見・早期治療が重要です。治療時期が早いほど薬の効果が期待できます。「最近、物忘れが増えた気がする」など認知症が心配な方はお気軽に受診ください。

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