前回に引き続き『FAST』という標語についてご紹介したいと思います。
前回のおさらい「F」はFace(顔)のFでした。
今日は2文字目の「A」をご紹介します。
「A」はArm(腕)のAです。
脳梗塞を発症すると、体のどちらか片側に力が入りにくくなることがあります。これを片麻痺(へんまひ)といいます。茶碗はもっていられるのに、箸を落としたり、よろめいて真っすぐに歩けなかったりします。「右」の脳に脳梗塞を起こすと「左」半身に力が入りにくくなります。逆に「左」の脳に脳梗塞を起こすと「右」半身に力が入りにくくなります。手だけに症状が出る場合や、半身全域に脱力が生じることもあります。ご自身やご家族に「あれ?何か変だぞ」と感じたら、両手を真っすぐ前に(水平に)伸ばしてみてください。どちらか片側の腕が水平を保っていられないようであれば要注意です。脳梗塞かもしれません。すぐに脳外科を受診し検査を受けましょう。
当院ではMRIを完備しており急性期脳卒中に対しても迅速かつ的確に対応いたします。
脳卒中に関するご不安やお悩み事はながしま脳神経外科リハビリクリニックにご相談下さい。
次回は3文字目『S』についてご紹介します。
関連ページ
・脳梗塞
https://osaka-mri.jp/stroke/
・脳卒中
https://osaka-mri.jp/cva/
・MRI検査
https://osaka-mri.jp/mri/