脳神経外科ブログ

脳梗塞と『FAST』 その1

2024.04.08

今回は脳梗塞にまつわる『FAST』という標語をご紹介したいと思います。

直訳すると『早く!』ですが、脳梗塞とどのような関係があるでしょうか。

 

実は、「FAST」という標語は、1文字1文字それぞれ別の意味を持っています。

F・ASTの最初の1文字「F」は、Face()Fです。

脳梗塞を発症すると、どちらか片側の顔面神経麻痺(マヒ)の症状を伴うことがあります。水を飲もうとしたら口の片側から水がこぼれたり、笑顔が片側だけ引きつったりします。ご自身やご家族に「あれ?何かいつもと表情が違うかも?」と気になったら「イ~」と発声してみてください。口もとは左右均等に横に広がっていますか?顔面神経が麻痺すると左右均等に「イ~」の口にならないものです。他にも、片目だけ開かない(もしくは開きにくい)、オデコのしわが左右不均衡など顔の筋肉の動きに左右差がみられた場合は、脳梗塞かもしれません。すぐさま脳外科を受診し検査を受ける必要があります。

 

当院ではMRIを完備しており急性期脳卒中に対しても迅速かつ的確に対応いたします。

脳卒中に関するご不安やお悩み事はながしま脳神経外科リハビリクリニックにご相談下さい。

 

次回は2文字目『A』についてご紹介します。

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