Time is BRAIN

「Time is Money（タイム イズ マネー）」「時は金なり」という言葉を耳にしたことがありますか？これは今から250年ほど前にアメリカ合衆国の独立に尽力したベンジャミン・フランクリンという偉人の言葉で「お金と同様に時間もムダにしてはいけない」という格言です。

今日みなさんにご紹介したいのは「Time is BRAIN（タイム イズ ブレイン）」です。おそらくは先ほどのベンジャミン・フランクリンの格言を模した造語だと思われますが、直訳すると「時は脳なり」です。今日はこの「Time is BRAIN」のお話をしたいと思います。

脳細胞が人体のその他の細胞と決定的に異なるのが、「一度死滅した脳細胞は回復しない」ということです。特に脳の血管が詰まったことにより酸素が供給されなくなったいわゆる脳梗塞においては、脳細胞（ニューロン）は1分ごとに190万個が死滅するという研究データがあります。たった1分で190万個です。途方もない量の脳細胞が刻々と死滅していくと思うと本当に恐ろしい思いがします。

脳卒中治療は、この脳細胞のダメージをいかに少なく留めるかがとても重要です。脳卒中を発症したら1分でも１秒でも早く検査を受け、適切な治療を開始する必要があります。

「Time is BRAIN」、これは診断治療に携わる私たち医療従事者に向けられた言葉である一方で、「体調に異変を感じたら出来るだけ早く検査を受けましょう」とみなさんに向けられた言葉でもあると覚えておいてください。

当院ではMRIを完備しており急性期脳卒中に対しても迅速かつ的確に対応いたします。

脳卒中に関するご不安やお悩み事はながしま脳神経外科リハビリクリニックにご相談下さい。