脳神経外科ブログ

アテローム血栓性脳梗塞と動脈硬化症

2024.02.26
アテローム血栓性脳梗塞と動脈硬化症

前回に引き続き脳梗塞のお話をしたいと思います。
脳梗塞には大きく3つの種類があります。今回はその中の一つ『アテローム血栓性脳梗塞』をご紹介します。

アテローム血栓性脳梗塞の原因は、ズバリ「動脈硬化症」です。
動脈硬化症とは、動脈血管の内側にゴミが堆積することによって血管が一部分だけ細くなったり、血管そのものが柔軟性を失って硬くなったりする病気をいいます。堆積するゴミのことを、「プラーク」や「粥種(じゅくしゅ)」と言います。動脈硬化症は、高血圧・糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病が危険因子とされています。その他にも喫煙や大量飲酒も動脈硬化にはよくありません。

アテローム血栓性脳梗塞は、動脈硬化症のプラークが原因で起こる脳梗塞を言います。堆積したプラークによって血流が阻害され脳に血液が届かなくなると脳梗塞を発症します。またプラークの一部が血管壁から剥がれ落ち、その先にある脳の血管を詰まらせることでも脳梗塞を発症します。
まずは生活習慣を見直し、バランスのとれた食生活と適度な運動を心掛け動脈硬化を予防しましょう。
前回お話したような脳梗塞を疑う症状が現れたら、まずは脳卒中でないことを確認するためにも適切な診察と検査を受けましょう。

大阪市の脳神経外科、ながしま脳神経外科リハビリクリニックでは、毎週木曜の午前に糖尿病内科外来も行っております。

また、動脈硬化を計測する検査も実施していますので、脳卒中、動脈硬化症、生活習慣病に関するご不安やお悩み事は当院にご相談下さい。

関連ページ

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・脳梗塞
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